埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 898
■ 種類 論文
■ タイトル 連続式キルン型炭化装置による生活系排水処理汚泥の炭化
■ 著者 加藤裕之    (財)日本環境整備教育センター
渡辺孝雄    (財)日本環境整備教育センター
大森英昭    (財)日本環境整備教育センター
河村清史    埼玉県環境科学国際センター
牧野好晃    鞄本環境管理センター
   
   
   
   
   
   
■ 出版元 (社)廃棄物資源循環学会
■ 出版年 2007
■ 誌名・巻・号・年 廃棄物学会論文誌、Vol.18、No.4、286-296、2007
■ 抄録・要旨  生活系排水処理汚泥の土壌改良材化を目的とした乾燥汚泥の低温炭化処理を検討した。重油消費速度は、炭化汚泥生成速度が約30〜40kg/hでは最大でほぼ一定であったが、これを超えると乾留ガス生成が有効に作用し、速度の増加に従って低減する傾向を示した。汚泥の減量率と分解率は、66.2〜85.4(平均値79.1)%と46.9〜76.1(65.3)%であった。炭化度の指標とした溶出TOC濃度は、炭化汚泥生成速度が上記範囲外では10mg/L程度以下であったが、この範囲では10mg/Lを超える場合が多く、重油消費速度の結果から、汚泥や乾留ガスの燃焼により供給される熱の不足が推察された。炭化汚泥中の重金属は、溶出について問題はなかったが、含有量については肥料に係わる基準を超過する場合があった。原料汚泥中のPとK及び大方の金属類は、炭化によって(原料汚泥の固形物重量)/(炭化汚泥の固形物重量)比に相当する濃縮がなされた。
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